宗像市にある「Bean to Bar」のウメヤブレイナリーさん。
「カカオ豆の旨味を最大限に生かしたチョコレート」を作るため
厳選したカカオ豆を仕入れ、店内でカカオ豆のローストからチョコレートになるまで
徹底的にこだわり抜いた製法でチョコレートを作り出しています。
そんなウメヤブレイナリーさんのチョコレートやチョコレートを使ったスイーツ、ソフトクリームを食べてきたのでご紹介したいと思います。
ウメヤブレイナリーのメニュー
ウメヤブレイナリーさんのメニューはどれもカカオ豆をたっぷり使った
ビターなチョコレートがメインになっています。
チョコバー、チョコレートを使ったケーキなどがありますので、ご紹介していきます。
ソフトクリーム・パフェ
・グラノーラバニラ…500円
・ソルトチョコレート&ハニー…500円
・チョコレートチップソフト…500円
・黒豆抹茶…500円
・チョコレートテリーヌパフェ…1,000円
・抹茶テリーヌパフェ…1,000円
・カカオニブハニーバニラ…450円
・ソフトクリーム…400円
・コーヒーゼリーソフト…600円
ウメヤブレイナリーのソフトを食べてみた♪
今回のお目当てはウメヤブレイナリーさんのソフトクリーム♪
ということで、ソフトクリームを食べてみた感想を書いていきますね。
私達が食べたのはソフトクリーム、ソルトチョコレート&ハニー、コーヒーゼリーソフトです。
トッピングでチョコレートをつけてもらいました。
ソフトクリームはミルク感がとても強くて、濃厚です。
ソフトクリーム
さっぱりした感じのソフトクリームではありませんが、この濃厚なミルク感がチョコレートとの相性抜群です。
カカオの風味の強いチョコレートを一口食べて、濃厚なソフトクリームを食べると1カップあっという間になくなっちゃいます 笑
コーヒーゼリーソフト
コーヒーゼリーソフトは、ソフトクリームとコーヒーゼリーの接する部分が
ちょっとだけシャリシャリっとシャーベット状になってとても美味しかったです。
ソフトクリームの上に乗っているカカオニブは、カカオというよりほんのり苦味のあるナッツのような感じです。
ピーナッツほど油分がなくて、ポリポリと食感が楽しいのが印象的でした。
ソルトチョコレート&ハニー
ソルトチョコレート&ハニーは、このはちみつに度肝を抜かれました。
濃厚なはちみつなのにさっぱりしていて、フルーツのような香りが広がります。
美味しすぎて、ついついカップの内側をスプーンでほじくってしまいました 笑
ウメヤブレイナリーで販売されているその他の商品
ウメヤブレイナリーさんでは、カカオや原産地によって色々な種類の板チョコが販売されています。
細かく種類が分かれているので、写真とともに板チョコをご紹介していきますね!
シグネチャー カカオの森(オリジナル)各1,100円
・カカオ50%(インドネシア・ベリーズ産)
カカオ豆50%、きび砂糖50%
和菓子のような小豆の甘さが印象的なチョコレートで、日本人の口に馴染みやすい味になっています。
・カカオ55%(インドネシア・ベリーズ産)
カカオ豆55%、きび砂糖45%
マイルドな味わいにほんのり酸味と甘みが混ざりあったチョコレートです。
・カカオ65%(インドネシア・ベリーズ産)
カカオ豆65%、きび砂糖35%
カカオ豆の苦味と酸味をしっかり感じられるチョコレートです。
・カカオ豆75%(インドネシア・ベリーズ産)
カカオ豆75%、きび砂糖25%
カカオ豆を深入りローストし、かなりビターな味わいですが酸味は少なめです。
カカオ豆の味を一番強く感じられるのがこの75%です。
シングルオリジン 各1,100円
・バリ70%(インドネシア産)
カカオ豆70%、きび砂糖30%
酸味や香りをしっかりと感じられる大粒のfaincacaoを使ったチョコレートです。
・スラウェシ82%(インドネシア産)
カカオ豆82%、きび砂糖18%
フルーティな味わいとカカオ豆の持つ油分を感じられるチョコレートです。
・ガーナ82%(ガーナ産)
カカオ豆82%、きび砂糖18%
きび砂糖を少量に押さえて、ガーナ産のカカオ豆の味わいをより強く感じられると同時に、豆が本来持っている柔らかい味わいを感じられます。
・ベリーズ70%(ベリーズ産)
カカオ豆70%、きび砂糖30%
白ぶどう、はちみつのような優しい甘さが特徴で、南米産だからこその特徴的な香りを楽しめます。
・カカオ55%塩チョコレート
ブラックソルトを使用した塩チョコレートです。
海塩にココナッツの殻から作った活性炭を混合し、天日干しして作られるブラックソルトが使用されています。
chocolateアイスクリーム(カップ)各680円/個
ガーナ産、ベリーズ産、バリ産のチョコレートを使ったカップのアイスクリームです。
ギフトボックスに入れて贈り物としてプレゼントするのにもピッタリ。
甘いだけのアイスクリームではなく、カカオの風味を存分に味わえますよ♪
チョコレートテリーヌ 3,500円 ミニ1,000円
カカオ、きび砂糖、バター、卵だけを使ったテリーヌです。
チョコレート、抹茶の2種類があります。
口の温度でとろっと溶けて、カカオの風味が口いっぱいに広がります。
チョコレートはビターな味わいですが、娘も美味しいと食べていました♪
抹茶味は苦味はなく、抹茶の甘みととてもおい香りが鼻から抜けていきます。
ココナッツ生チョコレート 1,500円
自家製チョコレートにココナッツオイルが混ぜ込まれています。
とても優しい甘みとカカオの風味が特徴です。
口の中でとろっととろける生チョコですよ♪
クリームブリュレチョコ 550円/個
1個からも購入できますし、4個、6個のセットでも購入できます。
プレゼントや手土産にもぴったりです。
カカオニブハニー2本 3,700円
ドナウ渓谷で採取されたこだわりのはちみつに
カカオリブを漬け込んだ商品です。
ヨーグルトやパンとの相性が抜群ですよ♪
Bean to bar 手作り体験キット
ウメヤブレイナリーさんがカカオ豆からチョコレートを作る工程を
自宅で実際に体験できる手作りキットです♪
ちょっとだけウメヤブレイナリー見学
今回は特別に、ウメヤブレイナリーさんの工房内を観させていただきました。
ヘアキャップをつけて、いざ工房内へ。
見たことがない機械がずらりと並んでいて娘も興味津々。
一番印象的だったのは、とても厨房がきれいだということ。
カカオ豆をウメヤブレイナリーのオーナーさんが自分で現地まで見に行って
仕入れてくるというこだわりのチョコレートを作る場所ですから、それだけ徹底的に衛生面にもこだわられているんだと思います。
チョコレートはチョコレートからできていると思っていた娘にとって
アーモンドのような小さな豆からチョコレートができているというのはなかなか頭の中で整理できなかったようです。
でも、とても良い経験ができたと思います。
美味しいチョコレートも、誰かの手によって丁寧に作られているというのを覚えていてくれたら嬉しいです。
Bean to barとウメヤブレイナリー
原料となるカカオ豆を選ぶところからチョコレート作りまですべてを一貫して自社で行うことを
「Bean to Bar」といいます。
UMEYA BRAINERYさんでのチョコレート作りは次のような工程で行われています。
①カカオ農家さんがカカオ豆を収穫、発酵、乾燥させて輸送されウメヤブレイナリーさんに届きます。
②カカオ豆をローストし、ローストされた豆の殻を剥きます。
③練り、テンパリングし、型に入れて固めて完成です。
つまり、カカオ農家さんの存在なしにチョコレートを作ることはもちろんできませんよね。
カカオ豆の市場価格はニューヨークやロンドンの商品先物取引市場で決められているので、生産者に価格を決める権限がありません。
近年、カカオ豆の価格が下落し、農家さんの生活が危機的な状況に追い込まれています。
生活が成り立たなければ、カカオ豆の生産に十分な力を入れられません。
その結果、質の悪いカカオが出荷されてしまいます。
さらに病害や後継者難によってカカオ豆の生産はより困難になり質は低下し、悪循環に陥っています。
質の悪いカカオの価値はさらに下がり、質よりも量を増やすために森林が減少し、労働力を確保するために子どもたちが働かされているという現実からも目を背けることはできません。
そこで、UMEYA BRAINERYさんでは、オーナーさんが直接カカオ農家さんの元まで出向き、カカオ農家さんと直接取引、もしくは間接的にフェアトレードを行います。
そうすることで、カカオ豆が正しく評価され、正しい価値をつけられるようになります。
カカオ農家さんは良いカカオ豆を作れば、しっかりと収入を確保できるようになり、カカオ豆の生産への熱意を失うこともありません。
それは最終的に、良いカカオ豆の価値を上げると同時に、そのチョコレートを使ったウメヤブレイナリーさんのチョコレートの質を維持、向上させるのにも繋がっているんですね。
ウメヤブレイナリーの基本情報
名称 |
UMEYA BRAINERY |
住所 | 福岡県宗像市徳重545-6 |
電話番号 | 0940-33-7005 |
web | URL |
営業時間 | 10:00-18:00 |
駐車場 | 約20台 |
地図 |
UMEYA BRAINERYのまとめ
本気のチョコレートを作っているウメヤブレイナリーさん。
今回はチョコレートがどうやって作られているのか、その原料から製造工程、そして私達の口に入るまでのことを色々と聞かせていただきました。
甘ければ甘いほどチョコレートは美味しい!
と思っていたけど、チョコレート本来の味というのは甘いだけではなく、苦味や酸味もあります。
苦味や酸味を食べやすく、なおかつカカオの風味を損なわないように作られたチョコレートやスイーツ、ぜひ食べてみてください♪